マンション修繕時のセキュリティはどうなっているの? 住民にも防犯をよびかけて
- 2019/5/31
- カテゴリ: 安全
マンション修繕時のセキュリティで気をつけるべき点とは?
マンション修繕の際、騒音や異臭の問題と同じくらい気をつけるべきなのが、セキュリティです。なぜなら、足場のある修繕工事の場合、窃盗犯の住居に侵入しやすくなるからです。もちろん一般的な業者はセキュリティ対策も万全で臨みますが、それでも部外者の侵入を100%防げるわけではありません。
そこで重要になるのが、住民自身の防犯意識です。今回はマンション修繕時のセキュリティ対策について、「業者が行う対策」と「住民が行う対策」、それぞれについてご説明します。
業者が行うセキュリティ対策とは?
冒頭でも触れたように、マンションの修繕工事を行っているときは、マンションの外壁の周囲に足場が組まれます。これは本来、作業員が作業を行うためのものです。しかし、この足場を使って作業が行われない夜間や休日などに窃盗犯が侵入するケースも少なくないのです。
それに対し、マンション修繕を請け負う業者も、さまざまなセキュリティ対策を行っています。予算にもよりますが、セキュリティ対策には次のようなものがあります。
足場への入り口となる箇所を施錠する
足場への入り口は通常、1階に設置されます。つまり、この入り口が窃盗犯にとって一番侵入しやすい場所というわけです。そのため、夜間や休日はもちろん、作業中であっても施錠をするようにします。
足場にセンサータイプのライトを設置する
人が近づくと点灯するセンサータイプのライトを足場に設置します。おもに、侵入の抑止を目的としています。
警備カメラを設置する
これもセンサーライトと同様に、設置することで抑止効果が生まれます。
こうした対策のほか、作業員に共通のヘルメットや腕章、目立つ色のゼッケンなどの着用を義務づけることも、侵入者と作業員の区別をつける対策として必須と言えます。また予算に余裕がある場合は警備員の配備、巡回や金網による養生なども効果的です。
住民自身が行うセキュリティ対策とは?
次に、住民自身が行えるセキュリティ対策についてご説明します。基本的なセキュリティ対策は業者が行うため、住民があらかじめ対策を講じる必要はそれほどありません。それでも、通常時よりは防犯意識を高めることは必要です。たとえば窓に設置できる補助鍵を配布し、住民の防犯意識を高めることは重要と言えるでしょう。
また修繕工事を行う前の説明会において、業者立会いのもとにセキュリティ対策についての説明を、住民に向けてしっかり行うことも大切です。その際に留守中も部屋の照明をつけておいてもらう、不審者がいたらすぐに通報するといった協力を住民にお願いすることで、防犯に対する意識はより高まります。
マンション修繕工事のセキュリティ対策は予算を考えて業者に相談を
防犯は、予算さえあればその分充実させることができます。しかし、セキュリティ対策にばかり予算をかけ肝心の修繕工事がおろそかになってしまっては本末転倒です。冒頭でもご説明したように、一般的な業者は十分なセキュリティ対策をしているので、あまり心配し過ぎる必要はないでしょう。業者に安心して任せることも考慮したうえで、どのような防犯対策をするか、検討されることをおすすめします。
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