大和の大規模修繕コラム

賃貸アパートも大規模修繕が必要?分譲マンションとの違いは?

  • 2025/5/27
  • カテゴリ: 基礎知識

賃貸アパートでも大規模修繕は必須!

画像:マンションの「専有部」と「共有部」について

大規模修繕と聞くと分譲マンションで行うことと思われる方もいるかもしれませんが、賃貸アパートなどの賃貸物件でも大規模修繕は非常に重要な工事です。もしかしたら「必要性を感じていない」「どうしたら良いか分からない」というオーナー様もいらっしゃるかもしれませんが、大規模修繕を行わないことで損をしてしまったり大きなトラブルに巻き込まれたりする恐れもあります。そこで今回は、賃貸物件の大規模修繕について紹介します。

大規模修繕を行わないと入居率にも影響する恐れがある

大規模修繕では物件の屋根や壁はもちろん、室内設備、排水管、給水ポンプ、貯水槽などあらゆる箇所のメンテナンスを行います。では、大規模修繕を行わないとどのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

退去率・入居率の悪化

大規模修繕を行わずにいると、見た目や設備が劣化してしまいます。そのような状態が続けば、転居を考える入居者も少なくないでしょう。また、最近ではインターネットで物件の情報をチェックする人が多く、メンテナンスが不十分な住宅は第一印象で敬遠される恐れがあります。

 

資産価値の低下

適切なメンテナンスを行わずに劣化が進むと、当然ながら建物自体の資産価値も減少してしまいます。また、近年の住宅は耐震性や断熱性などの高性能化が進んでいることから、性能が低いことでより資産価値が下がり売却すら難しくなる恐れがあります。

 

事故の防止

建物の老朽化による、外壁の剥離・階段や手すりの破断、耐震性の低下などは、思わぬ事故につながります。もしメンテナンスが不足している状態で事故が発生した場合、オーナー様が損害賠償請求や刑事訴追の対象となることも……。

賃貸アパートの大規模修繕にかかる費用目安

大規模修繕は建物全体の修繕を行うため、相応の費用がかかります。大規模修繕にかかる費用は、戸数や間取り、マンションかアパートかなどによって異なりますが、国土交通省発行の「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」では以下のように記載されています。

 

木造10戸(1K)

5~10年目:戸あたり約7万円 一棟約70万円
11~15年目:戸あたり約52万円 一棟約520万円
16~20年目:戸あたり約18万円 一棟約180万円
21~25年目:戸あたり約80万円 一棟約800万円
26~30年目:戸あたり約18万円 一棟約180万円

合計:戸あたり約174万円 一棟約1740万円

 

費用の準備について

大規模修繕は相応の費用がかかります。分譲マンションであれば費用は居室の購入者負担となりますが、賃貸アパートではオーナー様が費用を負担しなければいけません。そのため、大規模修繕を行うのであれば計画的な積み立てなどの資金計画を立てる必要があります。必要に応じてリフォームローンを活用するのも一つの手です。また、全国賃貸住宅修繕共済協同組合は、2023年5月に「賃貸住宅修繕共済」の販売を開始しました。積み立てやリフォームローン、賃貸住宅修繕共済などを検討しながら、大規模修繕の費用を計画的に準備しましょう。

賃貸アパートでも大規模修繕の検討を

専有部と共有部を理解して大規模修繕を
賃貸アパートで大規模修繕を行わないことで、入居率が下がるなどさまざまなデメリットが考えられます。そのため、賃貸物件であっても定期的な大規模修繕は重要なポイントです。賃貸アパートでは大規模修繕の費用をオーナー様が負担することになるため、先を見据えた資金計画を立てて大規模修繕を実施しましょう。

大規模修繕を専門に扱う株式会社大和のYouTubeチャンネルでは、施工に関する情報や作業の様子を公開しています。こちらも合わせてご覧ください。

㈱大和 -マンション大規模修繕工事専門会社-

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