大規模修繕をするなら知っておきたい「専有部」と「共用部」について
- 2025/5/27
- カテゴリ: 基礎知識
マンションの「専有部」と「共有部」について

マンションには、専有部分と共有部分に分けられます。専有部分とは部屋の内側の居住スペース部分を指します。専有部分は、基本的に所有者の判断で自由にリフォームが可能です。一方、共用部分とは、マンションの所有者全員で共有する場所であり、非常階段やエレベーター、廊下やエントランスなどがこれにあたります。専有部分以外は共用部分と考えておくと分かりやすいかもしれません。大規模修繕で対象となるのは主に共用部分となります。ここでは、専有部分と共用部分についてのポイントをいくつか紹介します。
窓、玄関、バルコニーは要注意
専有部分とは居住スペースを指しますが、窓や玄関、バルコニーについては注意が必要です。どの箇所も居住スペースにあるため、専有部分のように思われるかもしれませんが、実は共用部分にあたります。
窓
住戸に設置された窓や窓枠は共用部分にあたります。そのため、窓ガラスの交換や窓枠の変更などを勝手に行うことはできません。ただし、管理規約で専有部分として定められているケースもあります。また、管理組合の許可を得ることで、リフォームをすることも可能です。
玄関ドア
外と居住スペースの境目になる玄関ドアは、「外側は共有部分、内側は専有部分」となっています。そのため、内側には装飾をしても問題ありませんが、外側に装飾をしたり勝手にドアのデザインを変えたりしてはいけません。基本的に、老朽化によるドアの交換は大規模修繕などで全住戸を対象に行います。特定住戸で不具合が発生しドアの交換を行わなければいけない場合は、区分所有者の責任として対応するケースがほとんどです。
バルコニー・ベランダ
バルコニーやベランダもその部屋に住む人しか使わないスペースですが、共有部分であるため注意しなければいけません。マンションによっては、バルコニーやベランダでのガーデニングなどを制限しているケースもあるため、事前に管理規約などを確認しましょう。
専有部のオプション工事について
基本的に大規模修繕の対象となっているのは共用部分ですが、個々で希望者を募って居住者負担で専有部分の工事を行うことも可能です。こうしたオプション工事を大規模修繕と同時に行うことで、足場設置費用や材料費、人件費を抑えることができるというメリットがあります。オプション工事には、居住者の希望のみでできる工事と、管理組合の確認が必要な工事があります。
居住者の希望のみでできる工事
・バルコニーなどに置かれた不用品の撤去・処分
・BS・CSアンテナの脱着
・エアコン室外機の移動やドレン管の交換
・窓サッシの補修や網戸の交換
管理組合の確認が必要な工事
・玄関ドアの補助錠設置
・玄関ドアの内側塗り替え
・インターホン交換
・窓サッシや窓ガラスの交換
専有部と共有部を理解して大規模修繕を

専有部とは所有する居住スペースのことで、共用部分とは専有部分以外を指します。ただし、ベランダや窓、玄関ドアの表側は共用部分にあたるため注意が必要です。大規模修繕では共用部分のみが対象となりますが、オプション工事として規模者の専有部分の工事を行うこともあります。大規模修繕時は必要に応じて、オプション工事の実施を検討しましょう。
大規模修繕を専門に扱う株式会社大和のYouTubeチャンネルでは、施工に関する情報や作業の様子を公開しています。こちらも合わせてご覧ください。
関連記事