大和の大規模修繕コラム

マンションで雨漏りする原因は?大規模修繕でゲリラ豪雨や台風の対策を

  • 2023/10/26
  • カテゴリ: トラブル

マンションでも油断はできない雨漏り

マンションで雨漏りする原因は?大規模修繕でゲリラ豪雨や台風の対策を

雨の日に天井や壁に濡れたシミを見かけたら「雨漏りでは?」と心配になってしまうもの。雨漏りの進行によってカビの発生や家財への被害なども考えられることから、深刻な事態になる前に対処をしておきたいものです。しかし、マンションは集合住宅ということもあり、雨漏りの原因を特定することは簡単ではありません。そこで今回は、マンションで起こる雨漏りの原因について紹介します。

マンションで雨漏りする原因

マンションで雨漏りが発生する主な原因には以下のようなものが挙げられます。

サッシの引き違いからの浸水

サッシの気密性が低い場合、窓の引き違い部分から浸水する恐れがあります。窓周りでの浸水が発生しているのであれば、サッシ部分を確認してみましょう。応急処置として、窓を閉めた状態で引き違い部分にマスキングテープを貼り、その上からエアコンスリーブパテで補強する方法があります。

ベランダからの浸水

ベランダやバルコニーは、塗膜やコンクリートのヒビ、排水口周り、笠木と手すりや壁をつなぐコーキング割れなど、雨漏りの原因となる場所が多くあります。被害を広げないためにも、大きく劣化した箇所を見つけたら早期に管理組合などへ知らせましょう。

外壁からの浸水

外壁のヒビや塗膜の劣化によって、外壁から雨水が入り込むと雨漏りの原因となります。外壁からの浸水は、コンクリート内部の鉄筋をサビさせ、強度の低下などを招く恐れがあるため長期間放置するのは厳禁です。

屋上からの浸水

外壁と同様に、屋上部分のヒビや防水層の劣化も雨漏りが発生する原因となります。また、雨水を逃がすための排水口にごみがたまると、水の排水が正常に行われなかったり排水管が詰まったりする恐れもあるため、定期的な清掃やメンテナンスが欠かせません。

換気フードや換気口周りからの浸水

換気フードや換気口と外壁をつなぐシーリング材の劣化や、周囲の壁のひび割れから雨水が浸水することがあります。また、台風やゲリラ豪雨など雨風が激しいときは、強風にあおられて雨水が吹き込んでくることも少なくありません。

配管からの浸水

一般的に部屋の天井部分には上階の配管が通されています。この配管が施工不良や劣化、詰まりなどで漏水していると、部屋に水が染み出てくる恐れがあります。配管の漏水は見た目では判断しにくく、確認のためには上階の住人の協力が必要です。早いうちに相談し対応策を考えましょう。

上階からの水漏れのケースも

浸水の原因として、雨漏り以外に上階からの水漏れが挙げられます。洗濯機ホース外れ、お風呂やキッチンから水があふれている、排水管の詰まり、トイレの故障など水漏れの理由はさまざま。このような水漏れは、自身が階下へ浸水させてしまう恐れもあるため注意しなければいけません。

浸水を発見したら管理組合へ連絡を

浸水を発見したらできるだけ早く対処したいもの。しかし、浸水の理由が雨漏りではなく上階の過失であったり、管理組合で対応業者が決まっていたりすることがあります。そのため、すぐに自身で修理対応をするのではなく、まずは管理組合に連絡をするようにしましょう。

大規模修繕で雨漏りのないマンションに

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雨漏りや浸水は、生活に支障をきたすだけでなく、建物にもさらなるダメージを与えてしまいます。しかし、その原因となる築年数の経過に伴った建物の劣化を防ぐことはできません。だからこそ、定期的に行う大規模修繕によって対処や予防をすることが大切です。築年数や建物の状態をしっかりと理解して、長期修繕計画の策定などを行いましょう。
 
 

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