フローリングで室内をイメチェン!?
- 2016/10/31
- カテゴリ: 改修
マンションの大規模修繕では、古くなった設備の交換や修繕以外に、入居者の居住性や満足度を上げることも重要な目的です。
そこでおすすめしたいのがフリーリングの変更です。内装工事の中でもフローリングの床材や色味を変えることは、壁紙を変えるのと同じくらい室内の雰囲気に変化をもたらしてくれます。
このコラムでは、大規模修繕のタイミングに合わせてフローリングを変える際に役立つ情報をお届けします。
色の変更は入居者の属性に合わせる
フローリングの色を変える場合、居住者の属性に合わせて変更することをおすすめします。見た目の雰囲気を変えることができるだけでなく、部屋全体のイメージも大きく変わり、入居者の満足度アップにつながるはずです。
属性別におすすめしたい色
例えば若者や独身者、単身者が多い場合、部屋全体の雰囲気を明るくするとともに、高級なイメージを演出してくれる白やクリーム系の色がおすすめです。
居住者に高齢の方が多い場合は、黒系のフローリングがおすすめです。全体的に落ち着いた雰囲気になるうえ、和テイストの家具やインテリアとの相性も抜群です。
また小さなお子さまがいるファミリー世帯には、ナチュラル系の色がおすすめ。白や黒のフローリングに比べて汚れやキズが目立ちにくいので、お子さまがいても安心して遊ばせることができます。
フローリング素材の特徴を把握する
フローリングの素材は、複合フローリングと無垢フローリングの2つに大別できます。下記でそれぞれの特徴をご紹介します。
複合フローリングと無垢フローリングの特徴
複合フローリング | 無垢フローリング | |
---|---|---|
概要 |
複数の板を接着剤で張り合わせた合板の表面に、天然木などの薄板を張りつけたもの |
天然木から取り出した木を1枚の板に加工したもの |
特徴 |
無垢フローリングに比べ安価なうえ、色、柄のバリエーションが多く、耐水性、耐候性があり、キズにも強い |
天然木の一枚板のため、断熱性が高く、感触に温かみがあるのが特徴 |
おすすめポイント |
小さなお子さまのいるご家族からご年配の方まで幅広い層におすすめ |
アレルギーを持つ多くの人にとって大きなメリット |
フローリングの色と素材、そしてポイントの3つを組み合わせることで多彩なイメージの部屋を演出することが可能になります。入居者と検討し、ご予算に合わせてお好きなように組み合わせてみてはいかがでしょうか?
入居者をイメージした変更が成功へのポイント!
単にイメージを変えるだけといった考え方でフローリングを変えるのではなく、入居者の年代や家族構成などをしっかりとイメージしたうえで変更することが、イメチェン成功へのポイントとなります。
色を変えるだけでも室内全体の雰囲気を大きく変えることのできるフローリング。マンションの大規模修繕をご検討中の管理組合の方はぜひ、参考にしてみてください。
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