マンション大規模修繕工事豆知識①
大規模修繕工事の豆知識として、ちょこちょこ更新していくコーナーです。第1回の豆知識はタイルの事をご紹介致します。
いまや、大半のマンション・ビルの外装に用いられておるタイルですが、修繕工事にあたって、浮きや亀裂の補修の際、新たに張るタイルは、どこにあるのでしょうか?新築時に余ったタイルを大量にストックしてあるマンション・ビルというのはあまりありません。そのようなスペースもないでしょうから。また、外装に用いているタイルの殆どは、そのマンション・ビルの為だけに作成した特注タイルで、既製品ではありません。似通ったタイルを見つけて、張り替えて、足場解体後の外壁を見て、あ~っと思ってしまうのは私だけではありません。
修繕時は、既存のタイルをタイル工場に送って、特注のタイルを作成するのが、今の一般的なやりかたです。ここで難しいのは、タイルは窯で【焼く】製品で、材料の配合等で、ズバリ・全く同じタイルが出来るか否かは、釜を開けてみるまで判らないのです。困ったことですが、現状の技術としては難しいという釜元の話です。上の写真は今年の秋から始まる物件のタイルになりますが、同じように見えて、若干、濃淡があります。何度か手直しを加えて、発注者様に承認を受けてから本生産となります。タイルのサンプルと本生産まで掛かる時間は約2ヶ月間掛かりますので、9月から始まる工事でも、6月・7月からこういった準備をしなければなりません。お客様にご納得のいく仕上げにしなければなりませんので、こういう苦労は幾らでもしたいですね。
