大和の大規模修繕コラム

大規模修繕工事前に、管理組合はバルコニーの片付けを周知しよう

  • 2018/9/27
  • カテゴリ: その他

マンションの大規模修繕工事が長引いてしまう理由とは?

マンションの大規模修繕工事が長引いてしまう理由とは?マンションの大規模修繕工事はどれぐらいの期間を要するかご存知でしょうか。もちろん、工事の内容やマンションの大きさによっても異なりますが、基本的には短く見積もっても2ヶ月、最長で4ヶ月半は見ておく必要があります。工事中はバルコニーを使えなかったり、シートで部屋の中が暗くなったりといったこともあるため、できる限り早く工事を終わらせたいと思われるでしょう。しかし大規模修繕工事に際して住民に周知を徹底していないことで、工期が伸びてしまうことも少なくありません。そこで今回は特にバルコニーの片付けについて、管理組合が工事前にやっておくべきことについてご説明します。

バルコニーに置かれた荷物が工事遅延の原因に

大規模修繕工事を行うことが決まったら、管理組合から住民に告知を行いますが、単に修繕工事が行われることだけを告知するだけでは、さまざまなトラブルの元になります。工事を円滑に迅速に行うためには、工事に際してやるべきことをしっかりと周知させなければなりません。そしてその中でも重要なのがバルコニーの片付けです。

大規模修繕工事では、基本的にバルコニーの外壁補修や床の防水工事なども行います。そのためバルコニーに植木や荷物などが置かれていると工事ができない、できたとしても置かれているものを汚したり、壊してしまったりといったことが起こりかねません。そして万が一、そうしたことが起きた際に住民からクレームが寄せられれば、管理組合の仕事も増えてしまうことになります。このリスクを避けるには、やはりバルコニーを片付ける必要性を周知することが必須といえます。

バルコニーの片付けの周知はできるだけ早めに

バルコニーの片付けは、「植木や簡単な荷物ぐらいしかないから、そんなに慌てなくても……」と思われる方もいるかもしれません。しかし実際はそうとも限りません。できる限り早めに周知をしないと撤去できずに工事が始まり、クレームの対象になってしまう場合もあります。

例えば、バルコニーの床部分をウッドデッキにしている、タイルを敷き詰めているといった場合、そのままでは床の防水工事ができないため、撤去する必要があります。またバルコニーに倉庫を設置していれば、これも撤去しなければなりません。倉庫は場合によっては解体してからの撤去が必要になるため、これらのものがバルコニーにある住民に関しては、できるだけ早めに周知しないと、工事遅延の要因になってしまします。

スムーズな周知を徹底するために必要なこととは?

バルコニーの片付けの周知を徹底するには、工事説明会を行う、残しておいても良いもの、撤去が必要なものをイラストや写真でまとめたチラシを掲示板に貼ったうえで、各家庭に配布することが効果的です。

スムーズな周知を徹底するために必要なこととは?またこれらのことを行うには、工事説明会を行いしっかりと情報を発信してくれる、相談に乗ってくれる業者を選択することも重要です。後になって知らない、聞いていないといったトラブルを起こさないためにも、大規模修繕工事を行う際はできるだけ早めに信頼できる業者に相談することをおすすめします。

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