大和の大規模修繕コラム

マンション大規模修繕工事の足場、適正料金の計算方法

  • 2018/8/31
  • カテゴリ: 金銭

大規模修繕工事における足場の必要性

大規模修繕工事における足場の必要性いまや2階建て、3階建てといった一般住宅であっても、外壁塗装、修繕工事に足場をつくらないといったことはありえません。それがマンションやビルでの大規模修繕であれば、一般住宅よりもさらに高所での作業となるため、必ず必要であるといえます。中にはコストを抑えるため足場をつくらず、ゴンドラを吊り下げて作業を行うといったケースもありますが、やはり安全性で考えれば足場をつくったほうがより安心して作業を行えます。そこで今回は大規模修繕における足場の種類、費用についてご紹介します。

足場の種類

一口に足場といってもその種類はさまざまです。マンションやビルなど大規模修繕で組まれる足場は、枠組み足場、ビケ足場、単管足場などが一般的です。ここではそれぞれの足場のメリットとデメリットをご紹介します。

枠組み足場

足場の中でももっとも多く使われているのが枠組み足場です。鋼管を建枠にジャッキベース、交差筋違い、鋼製布板などの基本部材をはめ込み、積み上げていくことでつくられる足場です。原則として施工高さは45mまで可能です。設置場所を選ばず、高い強度が特徴です。部材が多いことでコストが高いことがデメリットといえます。

ビケ足場

凹凸の金具(くさび)をハンマーで打ち込んで組み立てる足場で、正式にはクサビ緊結式足場といいます。メリットは耐久性、強度が高いながらも組み立て、解体が簡単であり、短工期で費用も比較的安く抑えられる点です。設置場所が限られてしまうのがデメリットです。

単管足場

鋼管に金具をかみ合わせ、ボルトで締めて組み立てられた足場です。鉄パイプ(単管)を組み合わせてつくることから単管足場と呼ばれています。狭い場所でも設置が可能ですが、工期がかかることやほかの足場に比べ安全面で不安があるといったデメリットもあります。

坪面積と足場の関係、費用

次に足場組み立てにかかる費用についてご説明します。一般的に足場の組み立て費用は、足場架面積にそれぞれの足場の単価を掛けたものです。それぞれの足場の単価は、次の通りです(すべて1平方メートルでの単価です。ただし施工会社によっては単価が異なる場合もあります)。

  • 枠組み足場:1,000~1,500円
  • ビケ足場:700~1,000円
  • 単管足場:700~1,000円

これを元に、外周100m、高さ20mマンションでのそれぞれの足場組み立てにかかる費用を計算してみます。ちなみに足場架面積とは(マンションの外周+4m)×高さで求めます。

  • 足場架面積:(100+4)×20=2,080
  • 枠組み足場の場合
    2,080×1,000=2,080,000円
  • ビケ足場・単管足場
    2,080×700=1,456,000円

となります。もちろんこれは概算ですので、正確な金額ではありませんが、おおよその目安としてはイメージが掴めるのではないでしょうか。

坪面積と足場の関係、費用金額だけを見ると確かにかなり高いと思われるかもしれません。しかし安全性を考えれば、やはり足場は欠かすことはできません。詳しくは専門業者にご相談のうえ、予算に応じて最適な足場を決めることをおすすめします。

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