【アスベストが含まれる建材の種類】

■石綿セメント円筒
煙突や地下埋没ケーブル保護管、
臭気抜き、温泉の送湯管、排水管など。

■押出成型セメント板
非耐力外壁や、間仕切壁など

住宅屋根用化粧スレート、窯業系サイディング
スレートは住宅の屋根に張られた板の上に葦く化粧板、建築物の外装。

■繊維強化セメント板
工場などの建築物の屋根や外壁

 
解体や改修工事を始める時、事前にアスベスト調査を実施しなかった場合は、罰則規定の対象となります。

労働安全衛生法第58条に「事業者の行うべき調査等」という規定があります。
これを怠った場合には、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。

アスベストを処理しなければいけないのは、建築物の解体工事や改修工事など、アスベストが飛散する恐れのある時です。

中でも、部分的な改修工事には特に注意する必要があります 。
特に、内装に使われるプラスチックタイル(Pタイル)は破損しやすく、アスベストが含まれている場合の飛散性は高くなります。
特にこれから先、日本の建物の多くが寿命を迎え、解体や改修工事の増加と比例して、アスベストにの被害が増加していく事でしょう。

事前調査でアスベストの存在が確認されていたにもかかわらず、解体や改修工事の前に必要な届出を行なわなかった場合は、則規定の対象となります。

  建設工事計画届(労働安全衛生法第88条4項)の違反
50万円以下の罰金
  特定粉じん排出等作業実施届出書(大気汚染防止法第18条15)の違反
3ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
  石綿含有建築物解体等工事施工計画届出書(東京都環境確保条例第124条)の違反
15万円以下の罰金
  特別管理産業廃棄物管理責任者選任の届出(廃棄物処理法第12条2第6項)の違反
30万円以下の罰金、がそれぞれ科せられます。

作業時に浮遊粉じん濃度測定を適正に行なわなかった場合は、罰則規定の対象となります。

労働安全衛生法第65条に「作業環境測定」の規定があります。
これに違反致しますと、50万円以下の罰金が科せられます。

建築物にアスベストが存在するのを知っていながら、それを放置した場合の罰則は、今のところありません。

しかし、人体に影響を与えるアスベストをそのまま存置しておくこと、劣化が認められるような場合の存置につきましてはあまり望ましいとは言えないと思います。
アスベストをどう捉えるかは社会全体や将来の危険を回避するという社会的責任をお考え下さい。株式会社大和と致しましては除去をお奨めしております。

財団法人日本建築センターの「既存建築物の吹き付けアスベスト粉じん飛散防止処理技術指針・同解説」がありますが、あくまでガイドラインですので注意が必要です。

これは処理実務において法的な拘束力は、同指針は、あくまで処理実務におけるガイドラインとして参考にするもので、指針に従わない場合の法的な拘束力や罰則規定はありません。しかし指針に沿わない処理については、施工に基づく施工責任や、民法における瑕疵担保責任が適用される恐れがあります。

特別管理産業廃棄物として処分しなければならないアスベストを、通常の産業廃棄物として処理した場合、都道府県知事より改善命令が出されます。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(第19条の5)
によるものです。更にこれに違反した場合は、5年以下の懲役又は1000万円以下の罰金が科されます。非常に重い罰則なので厳守が必要です。

さまざまな製品や用途でアスベストが使われるようになったのは、製品の機能性を高める原料として優れた性質を持っていたからです。

・燃えにくい。・熱や薬品、摩擦に強い。・絶縁性や耐久性などに富んでいる。

軽量な製品を作る時の加工性や扱いやすさ
大量消費・大量生産の時代が求める最高の資源と考えられていました。
従って、アスベストが「奇跡の鉱物」「魔法の鉱物」等と賞賛され、広く普及しました。

建物にアスベストが吹き付けられるようになったのは、アスベストの性質と、その扱いやすさからです。

建物に対するアスベストの役割は、耐火性吸音断熱効果が高く、しかもその扱いやすさから、作業効率を高めるためにアスベストを吹き付けるという発想が生まれました。
※アスベストを吹き付ける工法は1975年から禁止となっています。

「石綿障害予防規則」とは、2005年7月1日から実行される、アスベストの解体に関する新たな規則です。

「石綿障害予防規則」
は、建築物の使用時からアスベスト除去を行なう解体工事までの範囲で、それぞれの利害関係者に対する措置を定めた内容です。アスベスト対策の徹底化を図るために、施工されました。

アスベストの除去や処理を義務付ける法令が大気汚染防止法に規定されています。

大気汚染防止法の施行令では、解体工事前の除去の必要性、改修工事でもアスベストに触れる場合の処理の必要性を明示しています(適用除外あり)。

アスベストってなあに?アスベスト除去作業の流れ
除去の前に知っておきたい アスベストの必須事項
マンション等ビルのアスベストチェック!